Je te veux

04


 常日頃は厭味ばかりを吐き出すアーチャーの唇は、薄いのにとても甘くて柔らかく士郎には感じられる。
 ねだるようにしてしゃぶって、唇の合わせ目を舌でなぞる。そろそろと僅かに緩められた口元の隙間をこじ開けて、口蓋を舐める。舌の裏側を掬い、啜り上げて、いっそ容赦なく粘膜を蹂躙する。
「ふ……ぁ、はッ……」
 飲み下しきれない唾液が、アーチャーの口の端から流れ出た。褐色の肌を伝う、透明な雫がひどく淫蕩だ。
 合わせた掌を、アーチャーにぎゅっと握られる。硬い掌、節くれだった指。器用で、不器用な手。
 好きだ、と士郎は強く思う。
 素直じゃないくせに、皮肉屋のくせに、妙に純真なところとか。全てに絶望しながら甘さを捨てきれないところとか。信念を貫く強さの影に、傷ついた脆い心を抱えているところとか。どれだけ世界の意思に殺戮を繰り返し強要されても、本当は、人という生き物をとても愛しているところだとか。アーチャーを、エミヤシロウを、形成する全てが好きだと、思う。全部、丸ごと好きだ。まあ、正直、時々、呆れるほどの後ろ向きさや、的確に人の神経を逆撫でして来る言動に腹立たしくなることもあるけれど。それだって、アーチャーをアーチャーたらしめる一要因だ。だから、アーチャーに何故オレなんだと悲鳴のように問われても、お前だから、としか答えようが無かった。
 唇を離すと、溜息のような息を、アーチャーがそっと零す。艶かしい吐息。
 士郎は、アーチャーの掌から手を離し、彼の服に手をかけた。
「あ……」
 離れた手の温もりが少し惜しかったのか、アーチャーは微かな声を上げた。「ん?」と士郎が覗き込むと、目を逸らしたが。
 唇を結んでいつもの仏頂面をわざと作ろうとしているのが、変に可愛らしい。年上の男なのに、こんなに可愛いなんて反則だろ、と士郎はアーチャーには見えないようにこっそり笑った。この笑いを見咎められてまた可愛いからとか言ったら、どうせ、烈火のごとく怒るから、こっそりと。
「士郎……」
 アーチャーが、僅かに上体を持ち上げて自分から服を脱ごうとするが、士郎は逆にアーチャーを布団の上に押し付けた。
「何だ、脱がせたいのか、お前は」
 シャツを完全にはだけられたアーチャーは、自分で脱ぐという選択肢を行動で却下されて、士郎に向かって訊いた。士郎は、力強く頷いた。
「脱がしたい」
「――まあ、構わんが、何でだ」
「楽しいから。ゆで卵の殻を剥くみたいじゃないか?」
 士郎の例えに、アーチャーは眉を顰める。誰がゆで卵だ、と言いたげな表情に笑いながら、士郎はアーチャーの服を脱がしていく。
 一枚、また一枚、アーチャーの素肌を覆っている布地を剥ぐと、その度に褐色の体が露になっていく。
 逆三角形の、流れも隆起も美しい筋肉で形作られたアーチャーの身体には、思わず見惚れてしまう。それと同時に、引き締まった腰は思いがけないほど細く、悩ましい。士郎が腰骨の辺りを撫でて、肩口に軽く噛み付くと、アーチャーは小さく息を詰めた。
 逞しい裸身に覆い被さるようにして抱きしめると、アーチャーが士郎の肩を掴んできた。
「……そのままで、するつもりなのか」
 いかにも不服そうに、アーチャーが見上げてくる。そのくせ、既に鋼色は潤みの兆しを見せ始めていて、それがぞくっとするくらいに挑発的だ。
 それに気を取られて、アーチャーが何を言いたいのか一瞬分からなかった士郎だが、褐色の手が服を引っ張ってきたので、どうやら彼は、自分が着衣のままだということを咎めているのだ、と理解する。
「え。何かこの方が興奮しないか?」
 士郎がそう答えると、急にアーチャーが気色ばんで襟首を掴んできた。
「たわけ、汚れたら後始末が大変だろうが、脱げ!」
 何だよ恥ずかしいとかじゃないのかそっちかよ、と士郎は苦笑した。が、その思考回路が実にアーチャーらしい。士郎は、一旦、アーチャーの上から身を離した。
「分かったよ」
 全裸の体を起こした上で腕組みして胡坐までかいて、アーチャーは士郎を凝視している。落ち着かないんですけど、と思いながら士郎は自分の服を脱ぎ始めた。
 アーチャーの視線は、士郎から外れることが無い。だが、それには欲望の一片も無く、ただ観察しているというだけ、の冷静なものだった。いかにも男らしい、鍛え抜かれた体躯のアーチャーに比べると、いくら鍛えているとはいえ、自分はやはりまだ未成熟で未発達だと、士郎は軽く劣等感を刺激される。その一方で、そんな肉体の持ち主を、これから自分の下で啼かせるのだと思うと、体が自然に熱くなる。そうだ、彼にとって、自分が初めての男なのだ。
 だが、士郎のそんな内心を綺麗に無視して、アーチャーは何故だか瞑目した。
「……やはり、理解できん」
 本気で不思議だ、という声を出して、はあと息を吐く。
「何がさ?」
「お前が、何故、男の身体などに欲情できるのか、さっぱりだ」
 ――そんなことを考えていたのか。
 その素晴らしい身体を隠すこともしないアーチャーは、本人の言う通り、今のところ全くの無反応である。これじゃあ、一方的に俺1人が昂ぶってて馬鹿みたいじゃないか、と士郎は心中に拳を握り締めた。少なくとも、これからセックスしようという相手に言うことじゃない。
 啼かす。絶対、啼かす。もう、めっちゃくちゃに啼かせて、ひたすら喘がせてやる。
「あのな、アーチャー」
 アーチャーの上に乗り上げるようにして、もう一度彼を押し倒しながら、士郎はわざと耳に熱い息を吐きかけて言う。それで、アーチャーは思わず首をすくめた。アーチャーのそんな反応に、してやったり、の気分で士郎は続けた。
「お前が欲しいって言っただろ。好きな相手に欲情するのは、普通のことじゃないか」
「――全く、やりたい盛りというヤツか。それにしたところで、わざわざ男相手に、物好きなことだ」
 ふと、アーチャーが鋼色の双眸を彷徨わせたのは、恐らく、過去の、衛宮士郎だった自分にはそんな情熱があったか、とか考えているのだろう。ついでに、捨てきれない理性の部分で、何で男同士でしかも同一のDNAを持つ者同士でこんな、などと今更なことなどを。事情があったとはいえ、もう、既に一度はその身体を士郎に開いたのに。
 白銀の髪に指を絡めて、少し引っ張ってやったら、軽い痛みに「……引っ張るな」と、アーチャーの意識が士郎に戻ってくる。
「余計なこと考えるなよ。俺のことだけ見て、俺のことだけ考えろよ、アーチャー。他のことなんか、考えられないくらい啼かして、俺のものにするからな、お前のこと」
「ばっ……」
 馬鹿者、と言いかけた唇を塞ぐ。
 士郎はアーチャーの腹をなぞり、するすると手を胸の上に当てる。小さな突起を指の腹で押し潰すと、アーチャーはぴくりと肩を跳ねさせた。唇を外されても声を上げないのは、それこそ男としての矜持、か。
 そうなると、士郎は意地でもアーチャーの声が聞きたくなる。もう片方の手は、脚の付け根の線をなぞり、少々乱暴なくらいに白い茂みの下の性器を握りこんだ。性急な動きで上下に扱いて、指先で捻るように揉みこむ。
「あ、あ――」
 急所にいきなり強い感覚を与えられて、アーチャーがうろたえた声を出した。
 現在と未来の時間の差や身に纏う色彩だけでなく、声一つとっても、士郎とアーチャーではまるで別人だ。声変わりを終えたとはいえ、何処かまだ幼い高さを残した士郎の声に比べて、アーチャーの声は低く、少々の錆を含んでいる。基本的に、声の高低は体の大きさによって変化するので、士郎よりもはるかに背の高いアーチャーの声が士郎より低いのは当たり前なのだが、それにしても別物すぎる。アーチャーに言わせれば、よくは覚えていないが、生前に声帯を傷つけられてから声が変わったような記憶がないこともない、ということだった。
 硬質さを感じさせるそんな声が、色めいた艶を帯びるのを聞くことが出来るのは自分1人だけなのだ。もっと、聞きたい。士郎は、アーチャーの胸と体の中心部を、同時に攻め立て始めた。
 徐々に存在感を主張し始める乳首を唇だけで甘く食んで先端を舌で突付き、指で挟んでこね回す。じわり、と雫を滴らせ始める陰茎の先端、僅かな窪みの周りをぐるりと撫でて、滲み出るものを全体にこすり付けるようにすると、扱き上げる手の動きが滑らかになる。
「っん、あ、あああッ……! しろ、う、士郎……!」
 褐色の喉から搾り出される、甘い叫び。それでいて、自分の顔を士郎から隠すように右腕を上げたアーチャーの仕草は、溶かされる快楽を一度知っているとは信じられない、まるきり恥らう生娘みたいだ。士郎を、余計に煽り立てようとでも言わんばかりである。ちらり、とアーチャーの様子を伺った士郎は、厚い胸板から顔を上げた。
「アーチャー」
「え……」
 上り詰めつつあったところを、急に指を外されたかと思うと、うつ伏せにされて腰を高く持ち上げられ、四つん這いの姿勢にさせられて、何事かとアーチャーが士郎を振り向く。
 士郎は、アーチャーの双丘の狭間を指で割り開き、その奥に秘された蕾に唇を寄せた。のみならず、舌を伸ばして舐め始める。ぴちゃり、という音が卑猥に響く。
「なっ……、い、や、嫌だ士郎、あ、馬鹿、そんな、場所、み、見るな、舐めるな……ッ……」
 顔に全部の血液を集めたかというほどに満面真っ赤に染めて、アーチャーはもがこうとしたが、士郎の舌を内部に捩じ込まれて背を反らせた。
「……ひっ、や、やめ……!」
 千切れるくらいに、強くシーツを掴むアーチャーの指は細かく震えている。襞の隙間に唾液を注いで舐めて、士郎は本来は男を受け入れる場所ではない器官を解していく。
「や、あ……! や、嫌、嫌、だと言っているだろう、が、馬鹿、士郎……! もう、嫌……だ、ぁ……!!」
 会陰まで舐め上げられて、アーチャーが泣き言を口にした。
 あの、過ぎるほどに頑固で頑迷な、アーチャーが、士郎の前で、だ。これは、独占欲を刺激されて仕方が無い。士郎の舌の動きは激しさを増して、アーチャーはその度に声を上げては体を震わせた。
 そうやって周囲を慣らして、入り口を指で押し、少しずつ押し込む。
「……う、くっ……」
 アーチャーが、歯を食いしばる気配。恐らくは、士郎を初めて受け入れた時の苦痛を思い出して、体が中途半端に構えてしまうのだろう。入り込んできた異物を排除しようと、狭い場所が収縮する。がくん、とアーチャーの腕から力が抜けて、上体が崩れ落ちた。
「……痛いか、アーチャー」
 アーチャーが布団に顔を埋めてしまったため、その表情は士郎から見えない。一旦、アーチャーの中を探る指の動きを止めて、士郎は引き締まった腰を抱えたままで様子を伺う。
「わから、ん……」
 涙を堪えたか細い声が返ってきた。
「じゃあ、悦い?」
「……ッ……ん」
 指を締め付けてくる内壁の動きと洩れてきた短い喘ぎに、ぞくりとする快感を覚えながら、士郎は訊いた。取り繕う余裕などとっくに失っているらしいアーチャーは、弱々しく正直な言葉を零す。
「……ああもう、痛いのか、悦いのかも、よく分からん……」
 やばい。
 可愛い。すっげえ可愛い。やばいくらい可愛いすぎる。
 どくんと、士郎の心臓が一際大きく高鳴った。もうとっくに、士郎自身は昂ぶりきっている。今すぐ、この褐色の肢体を抱きたい。けれど、今このまま、自分の獰猛な滾りをぶつけてしまえば、間違いなくアーチャーに出血を強いてしまうくらいに傷つける。いくらお前を俺のものにする、と言ったからといって、好きな相手にそこまでの無体を働く気は全くこれっぽっちも無い。ぐっと我慢して、士郎はアーチャーを蕩かそうとする。
 それに、我慢すればするほど、きっとご馳走は美味しい。
 差し入れた指をゆっくりとかき混ぜると、じっとりと汗を帯びた逞しい背中が大きく震えた。明らかに熱を持ってきた秘所へと、士郎は唾液で潤いを運んで指を増やした。2本、そして3本。
 少しずつ、指の差し抜きがスムーズになっていく。狭い内部を広げて、くじるようにかき乱す。
「――あっ……く、んん……!」
 布団に頭を押し付けたまま、アーチャーは首を振った。半分、逃げようとする体を懸命に意志の力で押さえつけているらしく、細かい震えが士郎に伝わってくる。
 徐々にだが、明らかに体が開かれてきた。
「は、あ、あぁ……」
 それに伴って、アーチャーの荒い呼気に、甘さが混じってくる。声が鼻に抜けて、綻んできたというのが自分でも分かるのか、次第に、士郎に抱えられた腰が揺らめく。それは、焦れて士郎を欲しがるような動きにも見えた。少なくとも、士郎にはそう見えた。士郎は、指をアーチャーから引き抜く。
「入って、いいか。アーチャー」
 肩越しに、伏せがちな鋼の瞳が僅かに士郎を見て、すぐにまた布団の上に落とされる。
 すっかりと硬く熱くなっている自身をアーチャーの身体に押し付けて、士郎は広い背中にのしかかった。
「入れてって、言って、くれよ。……なあ」
「ば……馬鹿、言えるか、そんなこと……! この、たわけ……!!」
 アーチャーが拳を握り締めて、震える声を出すが、それがひどく士郎をそそり立てるものだとは、きっと気付いていない。
「……まあ、今のところは、いいか。また、次な」
「つ、次……? あっ!」
 士郎の言葉の意味をアーチャーが理解する前に、脚を開いて内壁を割り進めるようにして、ぐいと灼熱の塊を埋め込んでいく。
 一度は男を知った体とはいえ、やはり馴染まされても辛いものは辛いようで、短く息を呑んだアーチャーの喉の奥から、小さな悲鳴のような喉を擦る音が発せられる。無意識にずり上がろうとする腰を士郎は押さえつけて、濡れそぼっている屹立を緩く握りこんだ。
「……は、……ぐっ……、ぅん……」
 喘ぎを繰り返し、アーチャーは体をよじった。前から与えられる快感と、後ろから与えられる痛みとで、溢れ落ちた生理的な涙がシーツを濡らす。
「アーチャー、……きつい、か」
 褐色の背中に唇を落として、士郎は少し動きを緩めた。むしろ、どちらかというと、アーチャーの体の中の熱い締め付けが凄く、士郎の方がきつくて、ともすれば達してしまいそうだったりする。けれど、まだ全部入っていなくアーチャーを充分に味わっていないのに、そんなのは勿体無さすぎる。
 声が出ないアーチャーは、答える代わりに頭を横に振る。色々とやせ我慢をする彼だから、それをあっさりと信じるのもどうかとは思うが、士郎の手の中にある男の象徴は熱く濡れていて、感じていないわけでもないというのも確かだった。
 思い切って、士郎は一気に突き込んだ。ぐち、と濡れた音がして士郎はアーチャーと完全に繋がる。
「ああ、あ……」
 頼りなげなアーチャーの声。それに、脳髄が焼ききれるのではないか、というほど刺激される。アーチャーに呑み込まれた熱が、更に膨張するのを感じた。
「動く、ぞ」
「あぁぁ、や、ああ、士郎……!」
 到達前で放り出されていたものを揉みこまれて更に内壁を突き上げられ、アーチャーは身悶えした。
 円を描くように、士郎はアーチャーの内部を探る。何処が一番、アーチャーが感じて激しく乱れるのか、その箇所を探す。どうせなら、一緒にイきたい。
 浅く何度も突き上げて、ひくつく粘膜を掻き分ける。絡みついてくる内部が、少しずつ圧力を減じてきた。
 段々と、抽挿が早く、滑らかになる。アーチャーを揺すり、あまりにも甘美な内壁を思う存分に貪り荒らす。粘膜の擦れ合う音に、アーチャーの切なさを訴える喘ぎ声が重なって、士郎の背骨を戦慄となって駆け上がっていく感覚があった。このまま、達してしまいそうだ。
 射精感を必死で耐えて、士郎がある一点を強めに抉った時、変化は起こった。
 びく、とアーチャーの背が大きく跳ね上がった。
「ア……! し、ろう、そこ、……う、ああ、や、あ、嫌、そこは、嫌だ……!!」
 痛みと快楽がない交ぜになっていたアーチャーの声が、拒絶の言葉とは裏腹にはっきりと悦楽一色に染まっていた。
「……アーチャー、……ここがいい、のか」
「ち、違……士郎、士郎、士郎ッ……!」
 ああ、何て声で俺の名前を呼ぶんだろう。堪らないじゃないか。
 同じ場所を、同じ角度で何度も嬲る。繰り返し突き上げると、士郎が緩く握り込んだアーチャー自身も硬度を増す。
「あ、ああ、は、……ぅ、ん……!」
 アーチャーが、一番良いのだと反応した場所を強く抉る。きつく収縮する感覚に、気が遠くなりそうな強烈な快感を得て、士郎は吐精した。法悦の極みだけを感じる、一瞬の空白。この瞬間には、この世界には自分達しか存在しないのではないか、と錯覚を真実と思ってしまいそうだった。
「……アーチャー……!」
「……あ、アアアアァ――しろ、う……!」
 掌に、擦り付けられる感触。熱い飛沫が放たれて、彼もまた同時に到達したのだ、と分かった。
 気持ちよすぎて、どうしようもない。心臓が壊れそうだ。
 士郎の下で、アーチャーが荒い息をなだめようとしている。士郎がずるりとアーチャーの内部から出て行くと、上気しきった褐色の体はたちまちのうちに力を失って、ぐったりと弛緩した。
「アーチャー……」
 自分もまた激しい呼吸を繰り返しながら、士郎はアーチャーを呼んだ。潤みきった鋼色に見上げられて、思わず喉が鳴るのを感じる。
 互いの熱を分け合うようにして、士郎は大きな逞しい長身を抱き寄せた。アーチャーは逆らわずに、目を閉じて士郎の赤銅色の髪に顔を埋めた。

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